農産加工部門です。
今日は、凝固剤の扱い方を学ぶ実験実習を行いました。到達目標は「寒天とゼラチンの正しい扱い方を習得する」です。
凝固剤とは「ある物質が液相から固相に変わる現象を促進するために用いられる物質」のことをいいます。例えば、豆腐製造に使用する”にがり”や、こんにゃく製造に使用する”水酸化カルシウム”です。
ゼラチンと寒天の原料の違いや注意点は次のとおりです。
今回は、水・牛乳・カフェオレ・いちごオレをゼラチンと寒天それぞれで固め、食の違いを試食比較しました。配合表は次のとおりです。
ゼラチンは溶けやすいため、温めた牛乳や淹れたてのコーヒーに入れることができます。寒天は必ず水に溶かして沸騰させなければならないため、手間がかかりますが、ゼラチンでは出せない独特の食感があります。
固めたいものや求める食感によって、凝固剤を使い分けてみてはいかがですか。
写真① ゼラチンを電子レンジで溶かし、ゼリー液を作っています
写真② 寒天を煮溶かしている様子です。
写真③ 出来上がった12サンプルを試食している様子です。
写真④ ゼラチンと寒天を食べ比べ、食感の違いをレポートにまとめました。